N Engl J Med. 2018 Oct 18;379(16):1519-1528. PMID: 30221595
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30221595/
【論文のPECO】
P:オーストラリアと米国の70歳以上男女 n=19114
E:低用量アスピリン 100㎎/日 n=9525
C:プラセボ n=9589
O:全死亡率
【結果】
全死亡率 12.7件/1000人・年 vs 11.1件/1000人・年 HR:1.14(1.10-1.29)
がん関連死亡率 HR:1.31(1.10-1.56)
【コメント】
低用量のアスピリンを毎日服用することで高齢者の健康寿命を延ばすのかどうか確認するために行われた臨床試験です。
比較的健康な高齢者を集められていますので、所謂1次予防試験となる。 健康寿命を延ばす(死亡率を減らす)どころか、死亡率が高まる傾向がみられた。