Asian J Androl. 2014 May-Jun;16(3):461-6. PMID: 24556747
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24556747/
【論文のPECO】
P:勃起不全
E:スタチンあり
C:プラセボ
O:IIEF-5スコアの上昇(合計点数が21点以下でEDの疑いあり)
RCTのみのSR/メタ分析
検索:スタチン、3-ヒドロキシメチルグルタリル CoA 還元酵素、ロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、ロスバスタチン、インポテンス、勃起不全、陰茎勃起、内皮機能不全、男性、ヒト
【結果】
629件中RCTは7件→5件
平均差:3.27(95%CI,1.51-5.02)P<0.01
アトルバスタチン:3件
シンバスタチン:2件
pmid 17390549 アトルバスタチン(平均:16.7vs11.3) シルデナフィル反応なし(+)
pmid 19865092 アトルバスタチン(平均:13.9vs10.5) シルデナフィル反応なし(+)
pmid 23324897 アトルバスタチン(平均:18.15vs13.4)シルデナフィル反応なし(+)
pmid 21716297 シンバスタチン(平均:15.6vs15)
pmid 9187685 シンバスタチン(平均:14.02vs14.39)
異質性=80%(高い)
【コメント】
合計点数が21点以下でEDの疑いありとされているが、スタチン群と対象群を比較すると確かに有意に改善する傾向があるのはみられるが、21点を超えている試験はなく、あくまでも参考程度で良いかもしれません。
ただ唯一希望とみられるのは、シルデナフィル無効だった群も含めてみており、その集団を含めても改善傾向がある事だろう。
下手なサプリメントを摂取するよりは、スタチンを摂取することでEDの改善が見られるかもしれない。