Men experience a long-term drop in semen quality after COVID infection – even if the infection was mild
プレスリリース （https://www.eurekalert.org/news-releases/993399）
【論文のPECO】
P：スペインの6つの生殖クリニックに通う男性45人
E/C：SARS-CoV-2感染あり
O：精子濃度/運動性/数
【結果】
精液量：2.5ｍmL→2mmL 20％減少
精子濃度：6800万個/mL→5000万個/ｍL 26.5%減少
精子数：1億6000万個/mmL→1億個 37.5%減少
総運動性：49%→45% 9.1%減少
【研究背景】
SARS-CoV-2感染後平均100日経過しても精子の質と濃度に改善は見られないという知見と、精液の質が新型コロナウイルス感染症後の短期間に影響を受けることを示したこれまでの研究はあったが、長期間追跡した研究はなかったために行われた。
その為、新たな精子が作られるであろう周期、SARS-CoV-2感染症から回復、少なくとも3か月後の精子の質を評価することとなった。
【コメント】
プレスリリースではあるが、SARS-CoV-2感染100日以降においても精子の量、濃度、数、運動性においての減少傾向がみられた。感染が男性の生殖能力へ影響を与えている可能性が示唆されます。
今後は、SARS-CoV-2への感染の影響がどの期間まで影響を及ぼすのか？今後の妊娠にどの様な影響を及ぼすのか報告を待ちたい。
なによりもプレスリリースであるため、今後の論文化を待ちたいところだ。
