JAMA. 2022 Jul 22. PMID: 35867050
【論文のPECO】
P:コロナ感染あり N=
E:ワクチン接種あり N=168310
C:ワクチン接種なし N=62727
O:COVID-19 診断の 31~120 日後に発生した複合(急性心筋梗塞、虚血性脳卒中による入院)
【結果】
6.18/100万人日vs5.49/100万人日
aHR:0.42(0.29-0.62)
急性心筋梗塞 aHR:0.48(0.25-0.94)
虚血性脳卒中 aHR:0.40(0.26-0.63)
【コメント】
ワクチン接種は、コロナ感染後の急性心筋梗塞や虚血性脳卒中の発生率を下げるためにも必要な可能性がある。
ただし、アブストラクトのみであるため吟味不足であるが、接種している集団は心血管リスクが低い集団なのか?どういう集団が接種をして、接種をしていなかったのかなどを踏まえた上で、ワクチン接種のコロナ感染後の心血管リスク軽減効果を判断していくべきだろう。