SUSTAIN 7
Pratley RE,et al.Lancet Diabetes Endocrinol. 2018 Apr;6(4):275-286. PMID:29397376
P：メトホルミン単独 2型糖尿病 N=1199
E：セマグルチド N=301(0.5mg) N=300(1.0mg)
C：デュラグルチド N=299(0.75mg) N=299(1.5mg)
O：HbA1c変化
【結果】
0.5㎎vs0.75㎎
<HbA1c変化>
-1.5%vs-1.1%
-0.40％ (95%CI:-0.55 to -0.25）
<体重変化>
-4.6㎏ vs -2.3kg
-2.26㎏（-3.02 to -1.15）
1.0mgvs1.5mg
<HbA1c変化>
-1.8% vs -1.4%
-0.41%（-0.55 to -0.25)
<体重変化>
-6.5kg vs -3.0kg
-3.55㎏（-4.32 to -2.78）
【コメント】
セマグルチドの方が、体重変化もHbA1c変化も大きいと考えられる。
セマグルチドの方が有害事象として消化器症状報告が多いことからも体重変化に影響をもたらしている可能性がある。
ただ、実臨床でメトホルミン単独で服用されている人に対してセマグルチドを導入する外的妥当性は小さいのではないだろうか。
経口のセマグルチドで体重減少と消化器症状が報告(PMID：31186300)されているので、新規導入の場合はフォローアップにて対応の対象として
医療機関との連携を行うきっかけになる薬剤と判断しても良いのではないだろうか。
