Am J Kidney Dis. 2022 Feb;79(2):244-256.e1.PMID: 34029680
P:T2DM+CKD、尿中Alb/Cre300-5000以上
E:カナグリフロジン
C:プラセボ
O:腎関連有害事象発生率
【結果】
HR:0.70(0.61-0.82) P<0.001
重篤 HR:0.72(0.51-1.00) P=0.05
AKI HR:0.85(0.64-1.13) P=0.3
eGFR 30-45 HR:0.73
eGFR 45-60 HR:0.60
eGFR 60-90 HR:0.81
P=0.3
【コメント】
abstract のみ。CREDENCE 試験(PMID:30990260)のサブ解析
カナグリフロジンを投与すると、プラセボと比較して有害事象の発生率は低かった。
ただし、重篤な有害事象や AKI の発生率は、プラセボと同等程度。
更に、腎機能のレベルの違いによって有害事象の発生率が高まることはなかったため、
腎機能が下がった集団に対しても、カナグリフロジンは安全に使える可能性がある。
しかし、eGFR30以下の集団に対しては解析されていなので、未知であるため投与は避けるべきだろう。