ついに日本でもルパタジンが先日発売になりましたね。
抗ヒスタミン作用と抗PAF作用が売りらしいです へー
有効性はまぁ。。。あれでしょうと思って安全性を見た論文がありましたので読んでみました
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PMID:27632557
<論文のPECO>
P 27人の日本人、平均年齢27.67歳
E ルパタジン 10㎎と20㎎、40㎎
C プラセボ
O 安全性(有害事象)
一次アウトカムは明確か?
→不明
真のアウトカムか
→わからない
盲検化されているか
→されている double-blind(Methodsより)
追跡率
61人被験者→28人基準満たさない+6人拒否→27人全てを無作為に割り付けた
27人全員完了した=追跡率100%と判断
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重篤な有害事象(SAEs) 治療上の有害事象(TEAEs)
安全性評価ではすべての治療に関する副作用は軽度
10~40㎎にわたって用量依存的に増加する→何が?
◎10㎎投与群→①軽度の強迫感、②悪心(1日目)→腫脹(8日目):TEAEs
◎20㎎、40㎎投与群→なし
・最初AUCを見た時に40㎎群で一気に上がっているので、非線形を示す薬物なのかなと思いましたが、IFを見てもそのような記載はないので、線形性薬剤であると思われます。
・n数が少ない
・日本人データ
・プラセボと比較
以上です。 ここまで読んで頂いてありがとうございました。