お薬のこと

お薬に関するメモやクリニカル・クエスチョンを中心に載せていきます。皆様の学習のヒントになれば幸いです。

膣内射精障害にTENGAを用いたら改善出来ますか?

TENGAは医療費になるのだろうか? ふと疑問が浮かびました

 

以前TENGA医療機関で実用化されているという話を聞いた。
あれからどうなっているのか調べてみました。

 

すると、
TENGAの活動について 医療現場で
https://tenga-group.com/company/csr_cure.html
というものが出てきました。
論文化されていることが分かったので早速読んでみることに!!

f:id:nitrotake8:20190522233859j:plain

勿論PubMedでも載っています。

ここで注目なのは、誤ったマスターベーションの方法が膣内射精障害に繋がっているということです。
誤ったマスターベーション方法とは?
この文献では強グリップや非用手的マスターベーション(push)が記載あり。

オナニー国勢調査
https://tengahealthcare.com/special/report/

ここのサイトでは、
①脚をピンとした状態で行う
②床オナニー
③水流をかける
④振動を与える
といった方法は誤りとありました。

 

よって、論文の脚のばしも誤ったマスターベーションであると判断が出来ます。

そんな方々に、正しいマスターベーションを指導することで、
膣内射精が可能になることが出来た。
その手段としてTENGAを用いることが出来たよう

さらに、それをサポートする道具として

TENGAレーニンカップ
https://tengahealthcare.com/products/mtc/
というものがあります。

少しずつ刺激や強さに慣らせることで、
膣内射精障害を改善することが出来るかもしれません。

 

早漏男性は早漏でない男性に比べて、オナニーよりも性交の方が射精までの時間が短かった。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10750632

早漏男性と早漏でない男性で心拍数の有意差がみられた。 
早漏男性は勃起~射精まで間に心拍数が上がりやすくなることで交感神経が優位になり射精が早いのかもしれない。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20861844


このような結果より、
脚ピンは緊張を促すため、射精を早めてしまうのではないでしょうか?

また勃起は副交感神経
射精は交感神経であることが見事にわかる結果でもあったと思われます。

 

TENGAだけで射精障害が改善したのではなく、

TENGAを用いて正しいマスターベーション方法を取得することで膣内射精が可能になったという結果でした。

 

では、
正しく、素敵なオナニーライフを
それは、将来の射精のために

リウマチ治療トータルマネジメント に参加して

令和元年 5月19日 薬学ゼミナール主催  

リウマチ治療トータルマネジメント に参加して

気になった部分だけピックアップ

関節リウマチ新分類

f:id:nitrotake8:20190519221105p:plain

https://www.ryumachi-jp.com/information/medical/news120115/

日本リウマチ学会より


MTXは基本的に関節リウマチと診断されたら、禁忌以外は使用する薬剤

よって、MTX投薬中のモニタリングが重要になってくる。

<身体所見>
発熱、脱水症状、口内の荒れ、咳、息切れ、リンパ節腫脹

<血液検査>
AST、ALT、BUNなど

整形外科のOPE予定の患者→MTXの継続投与OK

若い女性の場合>
結婚後など、妊娠の希望はあるのか?考えているのか?確認する必要があるかも
妊娠を希望であれば、
「投与中少なくとも、MTX最終投与から1月経周期は開けるようにする」とあるため、
希望をすることを聞き取れた時は、医師に情報共有が必要となってくる。

<ワクチン接種>
原則「生ワクチン」は禁止
インフルエンザ/肺炎球菌ワクチンは接種OK

<MTX投与初期or増量後>
消化器症状(口内炎、下痢、食思不振)→用量依存の副作用の可能性あり

<常に>
骨髄異常、感染症間質性肺炎、リンパ増殖性疾患に注意

<脱水>
夏と冬は脱水が生じやすい
→脱水によって、MTX血中濃度上昇するので注意

 

【まとめ】
・まずMTXの投与が開始になった時点で初回に伝えること
①脱水
②肺炎
口内炎、下痢、食欲低下
・増量後→同上
・妊娠→妊娠可能な女性は注意

ここの部分は服用後フォローとして見逃せない部分になってくる

→(次回の薬機法改定案より)初回投与や増量後は、服用後のTELでのサポート体制が今後確立されていくだろう。 


・整形外科OPEの予定があっても、継続投与OK
・ワクチンはインフル/肺炎ワクチン接種OK

 

【個人的に気になった点】
・B肝、C肝の人はMTX慎重投与

・MTXで重篤な副作用が出た時にはロイコボリンを使用する

→筋注と経口の2経路あるが、どっちを選択する医師が多いのだろうか?

経口を選択する医師ならば、ロイコボリンの在庫は確保しておく必要があるだろう。

【生物学的製剤】
点滴静注→レミケードのみ

後は、それぞれ特徴がある

f:id:nitrotake8:20190519221212p:plain

 

J-RHYTHM studyと生理学/薬理学作用からピルインザポケット療法を考察してみる。

こちらの記事はあくまで可能性を考えるためです。

実際の治療とは異なる部分があります。ご了承ください。

 

日本は高齢化になっています。

高齢化に伴って、心不全や心房細動が増加するとのデータがあります。

(日本循環器学会:循環器疾患診療実態調査2016年報告書より。)

 

心房細動には、

発作性心房細動と持続性心房細動、永続性心房細動という概念があります。

発作性心房細動;心房細動が7日続かない

持続性心房細動;7日を超える

永続性心房細動;それらの心房細動が除細動不能なもの

(Fuster V. et al 2006より)(心房細動ガイドライン2013年http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_inoue_h.pdf

 

心房細動の治療は、ここ数年のDOACの登場により、抗凝固療法が注目を浴びていますが、レートコントロールやリズムコントロールも外せない治療方法だと考えられます。

 

では、レートコントロールとリズムコントロールとは何でしょうか?

f:id:nitrotake8:20190411182743j:plain
とまとめてみました。

それでも私は少し分かりにくかったため、べつの方法でまとめてみました。

(生理学テキスト 大地陸男 https://www.bunkodo.co.jp/book/LI9HHQW96C.html

f:id:nitrotake8:20190411182729j:plain

 

上記の電気信号=レートコントロールと筋肉に~=リズムコントロールを当てはめてみると、特殊心筋側がレートコントロール、固有心筋側がリズムコントロール

となりそうな気がします。

そこに交感神経支配とか、電解質の動きを司る部分を当てはめてみると、こうなるのでしょうか?

f:id:nitrotake8:20190411182953j:plain

心房筋の方には、Caチャネルもあるので、Caチャネル遮断薬を当てはめてもいいのかも?

そうすると、学生時代に習ったVaughan-Williams分類よりも、Sicilian Gambit(シシリアンガンビット)分類の方が当てはめやすそうです。

 

 

さて、そこからJ-RHYTHM study

(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19060419)

f:id:nitrotake8:20190411191947j:plain

を見てみますと、

発作性心房細動にはリズムコントロールが、持続性心房細動にはレートコントロールが効果的かもしれません。

あくまで、考え方の一つですが、以下のように考えることも出来るのかもしれない。

ただ注意したいのは、持続性心房細動=βブロッカーやCCBだ!と決めつけない事。

治療戦略の1つとして、可能性として。

 

f:id:nitrotake8:20190411184245j:plain

 

すると、サンリズム®などを頓服で服用するピルインザポケット療法

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jse1981/27/Suppl3/27_Suppl3_75/_pdf

このようなものがありました。 

 

発作性は、7日未満

→時々生じる。原因;加齢など・・・

→発作性は時々だからこそ、自覚症状を感じやすい?

→その不整脈に、これらの薬=Naチャネル遮断作用のある薬を

発作性心房細動に使うと考えてみると、単発の発作性に使って治療をする方法として当てはめられるのかもしれません。

 

注意点としては、

発作が続くのであればそれは持続性心房細動に移行しつつあり、他の治療方法を検討する必要があるのかもしれませんので、医師の診療と相談が必要になってくる可能性があります。

 

 

 

 

 

 

オピオイドの適正使用 緩和領域におけるがん疼痛薬物治療 研修会報告

2019年4月20日 緩和医療の現場講座
オピオイドの適正使用
緩和領域におけるがん疼痛薬物治療

 

がん治療にはがん治療に係る医療従事者のコミュニケーション能力やチームワーク、医療システムについて求められていると20年前から言われていた。
JAMA. 2002 Feb 20;287(7):875-81.
PMID: 11851580
1.コミュニケーション能力
2.疼痛と症状のコントロール
3.チームワーク
4.医療システムの知識

 

なのに、オピオイドによる正しい知識を医療従事者でさえ勘違いしている部分もあります。
例えば、
がんと診断されたその日から、がん治療と緩和治療は並行して行うアプローチ方法が理想的であるが、
末期に使用しているとの印象を抱いている印象はまだまだある様子。
そこに対して薬剤師が正しく介入する余地はまだまだあるなと感じました。

f:id:nitrotake8:20190420212705j:plain

そして正しいオピオイドの使用を行うためには患者の全身状態の正しい評価が出来ることが求められてくる。

つまり「now」の「症状」をリアルタイムに評価(アセスメント)することである。

症状を評価する際に、化学療法を行っていれば
その治療に対して予測される副作用のことは先手を打って、対策を行うべきだろう。
「症状がでた→対応する」では遅い。

 

痛みの種類については、
体性痛や内臓痛、神経障害疼痛があるが、それぞれの生理学的特徴と薬理学的アプローチを繋げ、頭に叩き込んでこそアセスメントに繋げることが出来る。
その痛みに対して評価をする方法は、NRSやVRSなどある。

また、それぞれを用いて患者に日記をつけさせるなど、痛みを客観的に評価してもらう方法、いわゆる認知行動療法に近いもの取り入れることも東京女子医科大学では行われているようである。


各薬剤の特徴は、腎機能低下時や肝機能低下時、天井効果、呼吸抑制、せん妄などに目の前の患者の状態に合わせて柔軟に選択していく必要性を感じた。
まさにEBMの実践と同じようであった。

患者の全身状態をアセスメントするときに用いる項目として
①体温
②血圧
③呼吸(SpO2)
④脈拍
(⑤尿量)

呼吸抑制について、呼吸数に注目ではなくSpO2、患者の主観的評価に注目。
主観的な症状[呼吸困難の定義](the American Thoracic Society 1999)

 

私個人の課題として、
①痛みの種類の特徴が頭に入っていない
②その種類から、薬理学的アプローチが出来ていない
③患者に寄り添う、その前に身体的な疼痛をどうにかしようとしろ
④デルマトームが分かっていない
オピオイドの特徴が色付けられていない

低用量トラマドールとNSAIDS併用は急性腰痛が慢性腰痛になるのを防げますか?

エビテン参加しました。
今回は、
低用量トラマドールとNSAIDS併用は急性腰痛が慢性腰痛になるのを防げますか?


こちらの論文です。
PMID:27559448
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=27559448

f:id:nitrotake8:20190418211906j:plain

慢性腰痛の診断が腰痛が2カ月以上続いている場合でした。
そこで、最初の1カ月でVAS5以下の人たちは、試験の登録に至らなかった部分がポイントでしょうか

また、NSAIDSの併用がありましたが、NSAIDSの種類は問わなかったようです。

 

そして、個人的に気になったポイントは
トラマドールのを漸増投与しているところです。

何故漸増療法で投与しているのか?
それは
Clin Ther. 2007 Jul;29(7):1381-9
PMID: 1782568

f:id:nitrotake8:20190418212000j:plain

トラマドール/アセトアミノフェンスタディですが、
漸増していくと吐き気や嘔吐などの有害事象の発生が少なかった。
これを参考にしているようです。

その影響なのか、今回の論文で発生した便秘など症状で中止したのは2名でした。
もちろん、制吐薬、便秘薬を併用しているトライアルだったのもあるかと思われます。

このような対応をしておけば、疼痛を和らげ、かつ副作用少なく治療に専念できるという可能性があると考えられそうです。

メトクロプラミドの長期使用は、錐体外路症状の懸念もありますし。

トラマドールの吐き気は初期の1週間以降は落ち着いてくることが多いようです。

f:id:nitrotake8:20190418212847p:plain

【トラムセット®IF 国内長期投与試験(JNS013-JPN-05試験)より】

3月の配信した抄読会まとめ。

2019年3/20 エビマヨ 22:00~

DPP4阻害薬の3-point MACE(心血管死、心筋梗塞脳卒中)について

f:id:nitrotake8:20190328220733j:plain

f:id:nitrotake8:20190328220747j:plain

読んでいく中で、心不全による入院が多く出ているのが気になりました。

糖尿病の方が心不全になりやすいのか?

糖尿病の薬の影響で心不全になりやすいのか? 

はっきりは分かりませんでしたが、ピオグリダゾンでも心不全に対しての禁忌などもありますので、DPP4阻害薬も少し注意していけたらいいのかもしれません。

 

2019年3/27 エビテン 22:00~

テーマフリー:結腸直腸切除術後にチューインガムを噛むと腸の回復はどうなのか?

初めてのSR&メタ分析

f:id:nitrotake8:20190328220801j:plain

私個人的に、開腹手術を経験済みなので、チューインガムで腸の蠕動運動が亢進され食事開始が早くなるのであれば、試してみたかったなと思います。

今回は結腸直腸切除術でしたが、文献の中には、帝王切開術後や胃切除術後の腸機能回復にチューインガムを用いたものもあるようです。

 

コクランにも記載があるようなので、簡単かつ安価なので試してみてもいいかもしれませんね。 味もあるので、絶食中に味が楽しめるのはQOLが上がっていいんじゃないでしょうか? 

飲み込まなければ、特に害は考えられないですし……。

クラリスロマイシンとスタチン系

過去にこんな記事を書きました。

nitro89314.hatenablog.com

 

このときはクラリスロマイシンはOAPT阻害しないから、ロスバスタチンやプラバスタチン、フルバスタチンは併用大丈夫だね!!

と思っていたのですが、先日Twitterで併用についての話が流れてきたので、再度調べて見ました。

 

PMID:25534598

Risk of adverse events among older adults following co-prescription of clarithromycin and statins not metabolized by cytochrome P450 3A4. - PubMed - NCBI

 

CYP3A4 阻害阻害影響を受けないスタチン系とクラリスロマイシン(CAM)の併用による有害事象を検討した、後ろ向きコホート研究がありました。

f:id:nitrotake8:20190324190129j:plain

おお。これはちょっと注意しておいてもいいかもしれないですね。

僕の薬局で可能性としては、スタチン系を使用している患者に副鼻腔炎マクロライド系の開始が考えられます。 エリスロマイシンにしてもOAPT阻害ですよね。

代替案として、AMPC/ABPC 常用量5日間 あたりが妥当かもしれません。

 

てか、そもそも急性副鼻腔炎ガイドラインクラリスロマイシンが第一選択に乗ってなかった??

http://plaza.umin.ac.jp/~jrs/pdf/guideline_demo.pdf[急性副鼻腔炎ガイドライン]

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/115/8/115_800/_pdf[急性副鼻腔炎診療ガイドライン]