今年最後に #立てよ薬剤師 企画 #読めよ薬剤師
ミッション
『今年発売された本の中でオススメを紹介せよ!!』
では、いきましょう。
ここ最近お世話になっている本
①エキスパートが秘訣を語る循環器薬物治療の極意
循環器の処方はよくあるあるだけれど、
なかなか掴みきれないところがありまして、
例えば、以前のブログでも挙げた「心不全辺りの復習」でも、参考資料として読みました。
まず最初に読んでいって目につくのは、薬効による血圧変化のグラフです。
その時ちょうどTwitterで血圧関連の話をしていた時、
カルシウム拮抗薬の変化が文献ベースで血圧変化が載っていたので、購入しました。
すっきりしていて読みやすい。
あと、文献でこれは気になるな というものがいくつもの載っているので、その場でググりたくなって、更に詳細を知りたくなるのです
(なのでまだ読み終わっていないですw)
この書籍を参考にしてカルシウム拮抗薬の図を思いついたり、
カルベジロール、ビソプロロールをどう使い分けていくのか?
β遮断薬が心不全で禁忌だったのに、どうして使えるようになったのか?
その背景としてどのようなトライアルがあったのか?
心不全ので使われる概念、「HFpEF」や「HErEF」とは何なのかな?
本日のもやもや症例 - お薬のこと こちらでも参考にしました。
というのを学びました。
②クスリ早見帖ブック
今年はOTCの勉強も始めました。
OTCって色々なのが入っているイメージだけが強くて、いったい何者?と思っていました。
あとは、店頭に行ったときに
「イブって沢山あるじゃん!!」
どれを勧めたらいいかわかんない! と思ってこの本が出たと聞き購入しました。
内服薬がメインです。
写真付きなので、実際に商品を手に取っているかのようにしながら成分を比較することが出来ますね。
お店で箱とにらめっこして不審者扱いされなくて済むのです!!!
それを参考に作成したブログがこちらです。
③抗菌薬が効かなくなる AMRとの闘いに人類は勝てるのか?
抗菌薬が効かなくなる ―AMR(薬剤耐性)との闘いに人類は勝てるのか?
- 作者: Sally Davies,忽那賢志,井上肇,長谷川学
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2018/04/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
今年の #立てよ薬剤師 第2弾は抗菌薬適正使用についてでした。
耐性菌がどうして増えたのか?
抗菌薬耐性の問題点に向かって、具体的に僕たちはどう行動をとれば良いのか?
では、国はどういった対策を取ろうとしているのか?
考える資料として参考にさせていただきました。
これは日本語訳らしいです。 英語圏ではもう少し早めにAMRについて考えられていたのですね。 日本では2016年にやっと厚生労働省が動いたので
それを参考に書いたブログがこちらです。
11月は、「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」 - お薬のこと
この本を通じてフレミング先生にも会えたし、最高のタイムマシンですよ
読んだ本で学んだことは、大体ブログに反映できているみたいですね。
よかったー。
今年も沢山の資料を読んで勉強しました。 また学会などを通じて沢山の人に出逢えました。 すごく充実した1年間でした。
来年も、今年に負けずに、貪欲に学んで生きたと思います。
来年もよろしくお願いいたします。