お薬のこと

お薬に関するメモやクリニカル・クエスチョンを中心に載せていきます。皆様の学習のヒントになれば幸いです。

ヒルドイドの代わりってありますか?

ヒルドイドが話題になっていますね。 

医療費や自己負担、保険適応といったキーワードがツイッターなどで話題になっています。 では、一般医薬品でヒルドイドの代わりになるものがあればいいのかな?

そこで一般医薬品でヒルドイドの主要成分である「ヘパリン類似物質」を含む製品はどのくらいあるのだろう?と思い

PMDAという情報検索サイトを使って検索してみました

「ヘパリン類似」で検索すると・・・

f:id:nitrotake8:20171103223306p:plain

38件の商品がヒットしました。 

結構あるんですね

 会社の内訳は以下の通りでした

日医工:4件

小林製薬:12件

ロート製薬:4件

万協製薬(製造販売元):5件

ジャパンメディック(製造販売元):6件

協和新薬:3件

池田模範堂:1件

金冠堂:2件

陽進堂:1件

 

日医工は医療用医薬品でもヒルドイドのジェネリックを販売しています。

一般用でも販売していました

【含まれている主な成分(ヘパリン類似物質以外)】

グリチルリチン酸(肌の炎症を抑えます)

アラントイン(荒れたり、ひび割れた皮膚組織の修復を助けます)

ジフェンヒドラミン(かゆみの発生を抑えます)

トコフェロール酢酸エステル

l-メントール(冷感によって、かゆみやジンジン感を和らげます)

ガンマ‐オリザノール(皮脂腺の働きを活性化させて、皮脂分泌を増やします)

ビタミンA油

パンテノール(肌細胞の働きをよくします)

 

色々な目的に合わせてヘパリン+αを含んだ製品を選ぶのも良し。

または、ヘパリン主成分単独のものを選んでもいいですね。

 

それぞれのニーズに合った一般医薬品を選択できるように私たち薬剤師は手伝わせていただきます。 ドラッグストアの薬剤師にも調剤薬局の薬剤師にも訪ねてください。

そして私たちも勉強したり、調べたりしてベストなものを選択できる手伝いをしていきましょう!!

 

 

 

アミノ酸サプリメントってどうですか?

「メタボ」という単語が世の中に浸透した本国は次に「ロコモ」という単語を世の中に浸透させようとした。

 

さて、よくスポーツ用品店に行くとアミノ酸サプリメントプロテインが非常に多くの種類が並んでいる。 まぁプロテインは筋肉をモリモリにするには飲むんだろうな・・・ぐらいしか考えていませんでした。 

そこでふと「高齢者の転倒防止に筋トレだけじゃなくてアミノ酸を取ってもらったらいいのかも?」

 

そこでアミノ酸と筋肉、高齢者を含めた検索をしてみた。

引っかかったキーワードがこちら

「フレイルティ」「サルコペニア」「必須アミノ酸

フレイティ:高齢による衰弱=虚弱、低栄養と関連あり。

  • 体重減少
  • 主観的疲労感
  • 日常生活活動量の減少
  • 身体能力(歩行速度など)の減少
  • 筋力(握力)の減少 

3つ以上当てはまればフレイルティとされる。

 

サルコペニア高齢者の転倒リスク因子として加齢に伴う筋力の減少、老化に伴う筋肉量の低下

  • 筋肉量の減少
  • 筋力低下
  • 身体機能の低下

 

必須アミノ酸:主に20種類のアミノ酸で身体機能には必要とされているタンパク質中で、主に9種類のアミノ酸は体内で合成することの出来ないものを指す。

ロイシン、イソロイシン、リシン、メチオニンフェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンヒスチジンは準必須アミノ酸という表現もあります)

              衛生薬学 第2版 朝倉書店 P11より抜粋

必須アミノ酸の中で特にロイシンには強い「タンパク同化作用」=「例:筋肉になる作用」がある。

だから、必須アミノ酸(特にロイシン)を摂取することはタンパク合成の元となるだけでなく、筋肉タンパク質合成を誘導するシグナルを活性化することで同化作用も誘導する。というわけですね

 

そして、筋肉タンパク質合成するにはある一定の閾値(これ以上の量を取らないと筋肉にならないよーっていう線引き)が存在するようです。

悲しいことに高齢者にはその閾値が高くなっているため、若年者と同様量のアミノ酸を摂取してもアミノ酸が筋肉にならないようです。

そう!「高齢者はタンパク同化作用が低下している」ってことです!

参考文献

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssmn/50/1/50_1/_article/-char/ja/

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssmn/47/2/47_71/_article/-char/ja/サルコペニアアミノ酸栄養)

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042643.pdf (厚生労働省資料)

 

さて本題です。サプリメントアミノ酸と摂取してもいいのかな?

店舗で高齢患者さんにサプリメントを進める根拠となる論文あるんですかね?

 

そこでPECOを立ててみました。

P:高齢の患者さんが

E:アミノ酸サプリメントを摂るのと

C:摂らないのでは

O:転倒防止につながりますか?

www.ncbi.nlm.nih.gov

PMID:22142410

残念ながら、アブストラクトしか読めなかったです。

【論文のPECO】

P:サルコペニアとされた高齢者の女性

E:運動+アミノ酸サプリメント補給 n=38

C:運動(n=39)アミノ酸摂取+筋肉委縮性側索硬化症n=39)、健康教育(n=39)

O:筋肉量および筋力の増加

 

【介入】ロイシンを多く含む必須アミノ酸混合物3gを1日2回、3ヶ月摂取

【評価】生体電気インピーダンス分析を用いて体組成測定。インタビューからのデータおよび筋力および歩行能力などの機能的フィットネスパラメータを3ヶ月の介入後に収集。

The exercise group attended a 60-minute comprehensive training program twice a week, and the AAS group ingested 3 g of a leucine-rich essential amino acid mixture twice a day for 3 months.

【ランダム化されているか】されている Randomized controlled trial

【真のアウトカムかどうか】代用のアウトカム

【盲検化されているか】不明

【結果】

E群:膝伸展強度が9.3%増加 P=0.1

脚筋肉量と膝伸展強度のOR=4.89(95%CI:1.89-11.27)

 

【感想】

レジスタンス運動とロイシンを含有するアミノ酸を摂取する」ダブルの効果で筋肉量の増加をさせることがあるんですね。 

よくあるダイエットでもそうですが、「これを食べれば痩せる!!」みたいなことでは無く、しっかりと運動も兼ねないと効果を得られないのかもしれないですね。アブストラクトしか読めなかったので安全性がわからないですが、運動プラスしてくれる方になら進めても良いかもしれません。

 

初めて医薬品ではなくサプリメントについての論文を読んでみました。

サプリメントを摂取するすべてが悪いというわけでもなく、上手く付き合えたらいいですね。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

NHKスペシャル 血圧サージの話題から論文を読んでみた

こんにちは。 ご訪問ありがとうございます。

本日は、10/29のNHKスペシャルで取り上げられた「ハンドグリップ法」について取り上げてみたいと思います。

この放送を実際に見てはいないのですが、「タオルのハンドグリップ法で握るだけで血圧が下がる」とツイッターでも話題になっていました。

 

では、ここでPECOを立ててみます。

P:高血圧の患者が

E:ハンドグリップ法を行った場合と

C:ハンドグリップ法を行わなかった場合で

O:死亡率が変わりますか?

主要アウトカムとして・・・死亡率、心血管イベント発生率

副次的アウトカムとして・・・血圧変化

 

こんな感じでしょうか?

では実際に検索してみます。

キーワード「handgrip hypertention 」

www.ncbi.nlm.nih.gov

PMID:25386422

こちらの論文がヒットしました。 

P:健康な20~40代

比較試験ではない

n=30

除外:高血圧、喫煙、投薬、急性または慢性の病気になったひと

収縮期血圧拡張期血圧の両方が有意に低下した(p<0.001)

【解説】

この試験は2群間での比較は行わず、同じ人物の運動前後で見ているので「パラメトリック法」で「対応のあるt検定」である。

P値0.05と設定→P<0.001より帰無仮説は棄却できる→「有意差あり」と判断

【コメント】

有意差が出ましたが、対照群をおいていないためバイアスが起こりやすく観察者による主観的部分が大きいためエビデンスレベルは低い。

 

次は比較をしたものを探すため、RCTで設定して「handgrip blood pressure」で検索

www.ncbi.nlm.nih.gov

PMID:28622156

アブストラクトしか読めなかったです。

研究デザイン:無作為(RCT) 

P:75人の高血圧患者

E:ハンドグリップトレーニング毎週5回

C:①偽ハンドグリップトレーニング毎週5回、②1週間に3~5回30分の有酸素運動

O:オフィス血圧、24時間血圧、全身血管抵抗

統計学的な有意差はないようです。

 

さらにもう一つ

www.ncbi.nlm.nih.gov 

PMID:28033302

研究デザイン:盲検化されている

P:35~65歳の高血圧(収縮期BP≧120mmHg、拡張期BP≧80mmHg)患者40人、男性=15人、女性=25人

E:(5%の強度ハンドグリップn=20、30%の強度ハンドグリップn=20)介入前

C:(5%の強度ハンドグリップn=20、30%の強度ハンドグリップn=20)介入後

O:血圧

脱落:あり。40人中2人脱落

介入後:収縮期BP 129±15%MVC、126±16%MVC(95%CI -13.14~6.66; =  0.51)

介入後:拡張期BP 75±9および71±9(95%CI -9.32~2.21; =  0.22)

有意差はないと判断できる。

※介入がなんの「介入」なのかいまいち分かりませんでした。

 

【結論】

3つの研究を見てみて、一時的に血圧を下げる効果はあるが、あくまで「一時的」であり真のアウトカムとして考える、心血管イベントや死亡率まで影響を及ぼすほどの結果には至らないと考えられる。

運動を習慣つけるきっかけになるかな?くらいの印象でよいのではないだろうか

 

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

間違って解説している部分があれば教えていただければ幸いです。

 

 

保険証は何故見せなきゃいけないの? 

保険証はなんでまた見せなきゃいけないんだ?!!

調剤薬局で働いたことのある薬剤師さんや事務さんならばこの一言を聞いたことがあると思います。

もしかしたら、患者さんの中にも思っている方がいらっしゃるかもしれません。

今回は『何故?』を2つに分けて説明していきたいと思います。
①保険証ってなに?
②病院と薬局って違うの?

①まず、『保険証』ってなんですかね?

患者さんは『被保険者』といいます。
『被保険者』はサラリーマンならば会社に保険料を払っています。その証明として『保険証』を交付します。
その会社を『保険者』といいます。

例えば、3割負担の場合、残りの7割が必要になってきます。残りの7割をどこに請求するのか?という事になります

病院やクリニック、調剤薬局などの医療機関は、2つの機関に請求を行います。
社会保険診療報酬支払基金
http://www.ssk.or.jp/smph/index.html
国民健康保険団体連合会
http://www.tokyo-kokuhoren.or.jp/(東京都)

2つの機関を通して、『保険者』に請求が行きます。
そして
『保険者』→『支払基金』『団体連合会』→『医療機関』の順でやっと病院や調剤薬局に支払われて行きます

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②病院と薬局って違うの?
違うんです(博多華丸さん風に)

結構、患者さんの中でさっき病院で見せたからいいじゃん!!めんどくさいなー!!
と仰る方がいらっしゃいます。気持ちは分かります。すごーく分かります

しかしながら、病院と薬局は繋がっているようで繋がっていないんです。
患者さんの中に病院やクリニックの側にある調剤薬局とは全く経営的にも構造的にも繋がっていません。『独立』しています!

そんな独立した調剤薬局に、医療機関から患者さんの保険証情報が流れてきたら、恐ろしいですよね?
だから、調剤薬局は患者さんの保険証情報は全く知らないのです。

医療機関から処方せんを持ってきていただくと、処方せんに保険証情報が記載されています。
これが『間違っている』ことがあるのです。(保険証を確認して入力するのは人間ですからね、エラーもあります。ええ、結構)

保険料を正しく請求をするためにも、個々の患者さんに保険証の確認をさせて頂いております。

今回は保険証というキーワードでお話しましたが、乳児医療証や各障害を証明した医療証もこの話に含まれてきます。
どうか、患者さんと医療機関が気持ちよく過ごせるようにお互いの理解を進めていけたら嬉しいです。

各吸入薬の説明動画まとめ

今回は、吸入薬の吸い方についてです。
といっても吸いかたを文字で説明するのは難しいです。
そこで随時、各メーカーさんの吸入動画をまとめていきます。
ここのページ飛べばとりあえず!となれば幸いです。

ICS+LABA
『アドエア』
エアゾール
http://kusurigsk.jp/pc/aaa/index.html

ディスカス
http://kusurigsk.jp/pc/aa/index.html

『シムビコート』
http://med.astrazeneca.co.jp/patient/material/sym_howto.htm

『フルティフォーム』
http://www.f-kyunyu.jp/

『レルベア』
https://www.healthgsk.jp/guidance-for-patients/ellipta.html (ダウンロードページです)

ICS
『キュバール』
http://kanja.ds-pharma.jp/products/instruction/qval/movie/closedmouth.html(クローズドマウス法)
http://kanja.ds-pharma.jp/products/instruction/qval/(他の吸入方法動画)

フルタイド
http://kusurigsk.jp/pc/ft/howto/index.html

『パルミコート』
http://www2.astrazeneca.co.jp/yourhealth/zensoku-town/medications/pulmicort/turbuhaler/use-turbuhaler-movie.html

『オルベスコ』
http://www.s-zensoku.jp/info_dtl.html(小児用)

『アズマネックス
https://www.msdconnect.jp/hcpsupport/edtl/ASX_direction_for_use.xhtml

『アニュイティ』
https://www.healthgsk.jp/products-info/ellipta/instruction.html#(エリプタデバイスの説明)

LABA+LAMA
『アノーロ』
https://www.healthgsk.jp/products-info/ellipta/instruction.html#(エリプタデバイスの説明)

『ウルティブロ』
http://www.ultibro.jp/p_kyunyu/index.html

『スピオルト』
https://www.boehringerplus.jp/product-pages/spiolto/howto/respimat/movie03

LAMA
『アトロベント』

『スピリーバ』
https://www.boehringerplus.jp/product-pages/spiriva/howto/respimat/howto(レスピマットの操作法)
https://www.boehringerplus.jp/product-pages/spiriva/howto/handihaler/howto(ハンディヘラーの操作法)

『シーブリ』
https://drs-net.novartis.co.jp/dr/products/product/seebri/movie/

『エリクラ』
https://www.kyorin-medicalbridge.jp/eklira/patienteducation/howtomovie/index

『エンクラッセ
https://www.healthgsk.jp/products-info/ellipta/instruction.html#(エリプタデバイスの説明)

『イナビル』
http://www.influ-news.info/s/inhalation/movie.html

リレンザ
https://video.healthgsk.jp/content/dam/HCP%20Japan/ja/movies/h/relenza/kyunyu.html


このウェブサイトは正しく吸入を行うために載せたものです。一部分医療関係者のみのリンクがございます事をご了承ください。

6回目h29.10.25

鎮痛薬のクリニカル・クエスチョン

<鎮痛薬をメインとしたクリニカル・クエスチョン>
今回は、FIZZ先生の書籍(※1)を読みながら、初心者が当たりそうなクリニカル・クエスチョンを作ってみました。

セレコキシブは胃への影響が少ないって本当ですか?
セレコキシブはレバミピドやテプレノンなどと併用しなくてもいいですか?
COX-2阻害薬は腎機能低下の時、減量しますか?
NSAIDs全般的にどのくらいの期間使用すると心血管障害が起こりますか?
ジクロフェナクとロキソプロフェンはどう違いますか?
NSAIDsが効かない痛みはありますか?
NSAIDsとアセトアミノフェンは違いますか?
チアラミドと他のNSAIDsとは何が違うのですか?
アスピリン喘息の人でも使える鎮痛薬はありますか?

ありがとうございました
参考になれば幸いです。

(※1)
薬局ですぐに役に立つ 薬の比較と使い分け100 (羊土社)

薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100

薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100

お薬が出てくるまで

こんにちは。
今日は調剤薬局の流れをお話ししたいと思います。
調剤薬局って結局薬剤師が何をしているのか分からないですよね。
一人でも多くの患者さんに知ってもらう努力も必要じゃないかな?と思います

では、いきますよ!!
まずお店に入って来ました。
受付で処方せんを渡します
この時にお薬手帳の有無を確認します

事務さんがパソコンに入力します

お店によってはここで薬局に採用の無い薬が判明します

****<お店に無いパターン>****
近隣の薬局に電話をします。近隣の薬局がもっている場合、借りに行くことがあります。
ただし、お薬によっては貸し借りに制限がある医薬品もあります。
**************

パソコンに入力が終わったら
薬剤師が処方せんを見てお薬を集めます。
そのときに見るポイント
①先発医薬品か?後発医薬品か?
②医師から変更不可のサインがあるか?
③薬の名前は何か?
④規格はいくつか?(なんmgか?)
⑤一日量はいくつか?(一日何錠?)
⑥何日分か?

これらの情報を確認しながらお薬を集めていきます

お薬を集め終わったら
次は「鑑査」です。

「鑑査」とは先程お薬を集めるときにみた①~⑥までのステップ+お薬の使い方などを確認します。
「鑑査」のポイント
①患者さんの名前
②患者さんの生年月日
③患者さんの保険番号
④処方せんの発行先
⑤処方せんの期限
⑥集めたお薬が正しいか?
⑦処方せんのお薬の使い方が正しいか?
⑧日数制限のあるお薬の場合、制限を越えていないか?
お薬手帳に載っている(今使っている)薬と一緒に使って問題がないか?
⑩患者さんのアレルギー歴、副作用歴、今までの病気(疾患)から見ても使ってよい薬か?
⑪小児の場合、年齢や体重から正しい量の薬か?
などなどを確認していきます。

**************
ここの⑨でお薬手帳が無いのに「実はお薬を飲んでいました」が一番怖いのです。
どう怖いのだろう?…病気によっては飲んだり使ったりしちゃいけないお薬がある患者さんもいます。

だから私達薬剤師をはじめとする医療者はお薬手帳を確認させていただきます。
ご理解をお願いします。
****************

これらのステップを踏んでから、患者さんの前に出てきてお呼びします。

そして最後に、処方せんの薬から大体の患者さんの状態は予測がつきますが
これが本当に正しいのか?医師は間違えていないのか?
患者さんと会話をしながら確認していきます

①湿布を貼る部位
②軟膏を塗る場所
③お薬を飲むタイミング
④疾患(病気)の種類
⑤新たなアレルギー
⑥新たな副作用

などを確認して、たまに訂正があるときはお待たせしてしまうかもしれません。
全てが良し!
となったときにお会計に移れます。

お会計が終わってお渡しが出来たらミッションコンプリート!!

いかがでしたか?
私も薬学部に入るまで全然知りませんでした。

もし
自分の薬が今どこの「段階」なのか分かると、もう少し待ち時間の気持ちが変わりそうですよね。
薬剤師さん、患者さんから声をかけられたら、「今ここの段階ですよ」って伝えてあげられれば良いですね。
そしてその「段階」を患者さんと共有出来る世界になれたら良いですね。