お薬のこと

お薬に関するメモやクリニカル・クエスチョンを中心に載せていきます。皆様の学習のヒントになれば幸いです。

103回薬国試のてきとーレビュー&感想 

問205
特異度と感度:論文を読もう!というメッセージか?

問207
共役系の記載が何を意味しているのかだね。
そこから問206で選ばない選択肢が出てくる

問209
まさかの同じことを別の方向から聞いている問題とは

問210
セフゾンとインクレミンのキレート形成で併用させない根拠が構造式から予測できるか見てる

問211
小児の薬用量が体重換算から大体が頭に入っているか?
キレート形成の時の指導について
抗菌薬の適正使用、耐性菌防止について。。。世の中の流れを反映?

問291
添付文書どおりの指導ならこの正解なのかな?
フルカリックとか味チョーまずいからね、僕は間に味のついた飲み物を挟んで飲んだなぁ

問222
医療用だけでなく、日常製品にも対応しましょうの質問を想定しての問題?

問224
モーラステープの光線過敏症きました!! ここでも共役系の意味とローンペアの意味が関わってきますね

問226
健康食品でCaの摂取にかかわる生理学的機構が頭に入っているかってことか
ただ、先日CaとビタミンDサプリメントの摂取は大腸がんの前段階ポリープ発生リスクを上昇させるかもしれないレビューがでました。
なんというタイミング(笑)
PMID: 29496722

問230
きたー!! 脚気ですよ!! 日本での主な比較試験の先駆けとされる高木先生による研究がきっかけで紐解かれ、
鈴木梅太郎先生によるオリザリニン抽出が成功したのに、ノーベル賞が受賞できなかった研究がほぼ決め手で明らかになった脚気です!

問236
生活指導について、糖尿病についてどこまでわかっていて指導できるか?患者さんの生活スタイルをどこまで把握できて指導できるか?
これはかかりつけ薬剤師の案件を示しているのか?

問240
これからの超高齢化社会認知症患者の増加に伴って生じるであろう(もう多い?)薬物毒性問題か。
ER対応の薬剤師の先生お疲れ様です。

問246
そうですね、確かα1遮断薬の導入1週間~4週間が一番起立性低血圧の頻度が高いようです。
ナフトピジル<タムスロシンの頻度みたいですね。あとはテラゾシン>タムスロシン
実際に在宅でタムスロシンのむ前から立ちくらみある人に導入されたので、もし起立性低血圧頻度が高いならば、
ナフトピジルへの薬剤変更の処方提案しようとしたんですが、意外に立ちくらみ起こらなくて大丈夫だったという症例を経験しました。
PMID:24192967
PMID:19120513
PMID:10364649

問248-249
ドリエルの問題かと思ったら違いました。
選択肢にゾルピデムとゾピクロン2つ入れたら面白かったのに・・・

問250
さりげなく横紋筋融解の副作用が書いてあるし、眼圧は逆が書いてある。
ここから隅角緑内障の問題に絡んだりしたら面白いんだけどなぁ。
日薬の学会発表で様々な調剤薬局緑内障カードの普及に力を入れている報告がありました。 
ただ単に緑内障→抗コリン系禁忌!の時代じゃないんだなって世の流れを感じました。

問258
さりげなく皮膚科を受診した場合の相互作用ですね、爪白癬治療は普段外用薬が多いですが油断ならないので、
頭の隅っこに置いておかなければなりません。

問260-261
インターフェロンフリー治療が主流のこの時代にあえてのインターフェロン治療とは!!

問262-265
ガイドラインでも記載のある間質性肺炎などでホリナート投与に対する対応。
そこで、プレドニゾロンが選択肢にある理由とST合剤をからめて出題出来たらより面白いかもね

問272-273
おくさーん!!

問276-277
AFについて。 非弁膜症関連でDOACが出るのは来年か? CHADS2スコアが載ってきてもおかしくない問題ですね。

問278-279
サンディミュンからネオーラルへの意図的な変更ですね。
間違えて調剤したとかそういう話じゃなかった。 
ちなみにジェネリックだとサンディミュンを変更しようとすると存在するジェネリックはネオーラルのジェネリックという罠があるので注意です。

 

疲れたから今日はここまで。