慢性非がん性疼痛を有する患者におけるオピオイド誘発性便秘に対するルビプロストンのランダム化比較試験
腹部膨満感(P=0.047)
ひずみ(P<0.001)
便秘重症度(P=0.007)
便秘粘稠度(P<0.001)
これらの項目はプラセボと比較して有意に高かった。
悪心(16.8%vs5.8%)
下痢(9.6%vs2.9%)
腹部膨満感(18.2%vs2.4%)
ルビプロストンはOIC及びそれの関連する徴候や症状を効果的に緩和して、慢性非がん性疼痛を有する患者において十分な耐容性がある。
PMID:24716835
<感想>
がん性疼痛の論文だけでなく非がん性で調査をした論文があったのですね。
確か8週間と12週間で見ていまして、この位の期間で便秘症状の緩和が見られたら排便するのも億劫にはならないかもしれませんね。
ここの論文では出ていませんが、基本的に1日2回で出すところを軟便傾向の患者さんには1日1回でも十分効果出ているそうです。
個人的には、一包化出来ないのがたまに傷なのかな?
カマなどの今までの便秘薬では飲んだり飲まなかったりするためヒートで調剤するパターンを見てきましたが、ルビプロストンは継続して飲むことで効果を得ているんですよね。
既存薬よりも電解質と大腸メラノーシス気にしなくていいところ。選択肢に入れるべき
もっとエビデンス揃うといいですね。