セマグリチド論文抄読を先生方のツイキャスで聞きました。
劣性試験が分からなかったし、劣性マージンってなんやねん!と思ったのでまとめてみた。
・非劣性試験とは?
被験薬が対照群に比べて"非劣性マージン"以上に劣ることはないことを示す試験
・非劣性マージンをΔとする
・-Δ側:被験薬が優れる
・Δ側:対照群(実薬)が優れる
・同等性=-ΔとΔの間に信頼区間が入っている
・非劣性=信頼区間がΔを飛び出していないか
これ論文↓(PMID:27633186)
この論文の相対リスク(RR)、オッズ比(OR)、NNTを計算してみた。
これで良いのか分からないが、こうやっていくのだろうか?
Primary composite outcome の場合
RR=6.6%/8.9% =0.74
RRR=1-0.74=0.26 →26%リスクを減少させる
OR=(1503×108)/(146×1540)=0.72
NNT=1/ARR=1/(8.9%ー6.6%) =1/0.023=43 →43人に1人有効
Δ=1.8より
-Δ~Δの間に信頼区間あるか→ある(95%CI:0.58-0,95)→プラセボと同等性
Δよりも小さいか→小さい(0.59-0.95<1.8)→非劣性である